~SDGs達成に向けた取り組み~ 環境影響を考慮したインフラ整備
GSユアサグループは、事業所敷地内のインフラ整備においても、環境影響を考慮した取り組みを推進しています。
今回ご紹介するのは、群馬県伊勢崎市にあるGSユアサ群馬事業所での取り組みです。
GSユアサ群馬事業所では、自動車用鉛蓄電池(始動用バッテリー)を生産しています。原材料である鉛や部材の搬入および出荷する鉛蓄電池を積み込んだ超重量級のトレーラーや大型トラックが毎日数十台通行するため、敷地内のアスファルト舗装の耐久性が課題となっていました。
従来工法では2年も経たず道路に轍(わだち)ができ、雨が降ると水たまりができてしまいます。敷地内ではフォークリフトの走行も多く、路面が荒れると安全面での不安が生じます。
そこで2022年に、事業所内の道路改修工事において、環境性・耐久性に優れた舗装工法※を取り入れました。この工法は従来のアスファルト舗装と比べて約5倍の耐久性があり、改修工事の頻度を減らすことができるとともに、構内の安全維持にも寄与しています。さらに、廃ペットボトルから生成されたアスファルト改質剤が使用されているため、資源の有効活用、環境負荷低減にも有効な工法です。
「廃棄物のリサイクルによって廃棄物の排出量削減」に貢献する施策は、SDGs12番「つくる責任つかう責任」に繋がるとされています。
群馬事業所では2023年度にも同じ工法での舗装改修工事を行っており、これまでに約13万本分以上の廃ペットボトルの有効活用につながりました。
GSユアサグループは、SDGs達成に向けた活動に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指します。
※廃ペットボトルから生成されたアスファルト改質剤を混合した環境性・耐久性に優れた舗装工法(スーパーPETアスコン/日本道路株式会社)