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ニュースリリース

令和6年度産業標準化事業表彰 産業技術環境局長表彰を受賞

2024年10月10日
株式会社 GSユアサ

株式会社 GSユアサ(社長:阿部 貴志、本社:京都市南区。以下、GSユアサ) 産業電池電源事業部 事業企画本部 事業戦略部 井上 剛文が、経済産業省主催の「令和6年度産業標準化事業表彰」において、「産業技術環境局長表彰」を受賞しました。

産業標準化事業表彰は、国際規格や日本産業規格(JIS)等の作成、普及・促進、標準化を活用した市場創出や社会課題の解決等に功績のあった個人および組織、ならびにこれらの活動において今後のさらなる活躍が期待される個人に対して経済産業省が表彰する制度です。

当社の受賞者は、日本に高い優位性のある鉄道車両駆動用電池の国際規格化推進のため、2013年から国際会議における議論に参加し、IEC TC 9(鉄道用電気設備とシステム)/PT 62928(駆動用リチウムイオン電池)の国際主査として日本主導で議論を進め、2017年にIEC 62928「鉄道車両駆動用リチウムイオン電池の性能・安全規格」の発行に貢献しました。

また、2019年にはIEC/TC 9/PT 62973-5(補助回路用バッテリ 第5部 リチウムイオンバッテリ)のプロジェクトリーダーに着任し、IEC 62973-5「補助回路用バッテリ 第5部:リチウムイオンバッテリ」を2023年に発行するなど、日本製品の海外市場進出に寄与したことが評価され、今回の受賞に至りました。

受賞の概要

1.受賞者
  井上 剛文
  (株式会社 GSユアサ 産業電池電源事業部 事業企画本部 事業戦略部)

2.主な功績
 (1)IEC/TC 9/PT 62928鉄道車両駆動用リチウムイオン電池の性能・安全規格(IEC 62928)および、IEC/TC 9/PT 62973-5鉄道車両補助回路用リチウムイオン電池の性能・安全規格(IEC 62973-5)の制定
日本のリチウムイオン電池およびそのシステム構成や使用実績などを考慮した上で、国際主査として各国の意見を取りまとめ、それぞれ2017年、2023年に発行した。
 
 (2)IEC/TC 21/SC 21A WG5 IEC 62619/IEC 62620(産業用全般リチウムイオン電池の安全/性能規格)の制定
蓄電システム用や移動体用など産業各分野で需要が増加しているリチウムイオン電池の規格であり様々な用途に共通する要求を記載したアンブレラ規格の位置づけ。2010年5月より国際主査として規格制定を進め、2014年にIEC 62620(性能)を発行、IEC 62619(安全)は2017年にEdition1を、2022年にはEdition2を発行した。

 (3)JIS C 8715-2、JIS C 8715-1(産業用全般リチウムイオン電池の安全/性能規格)の制定
上記IEC 62619およびIEC 62620のJIS規格版。この制定において原案作成委員として参画。

 (4)IEC/TC 21/JWG 69 Li IEC 62660-3(車載用リチウムイオン電池の安全規格)の制定
電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車などの駆動および駆動アシストに用いられるリチウムイオン電池の安全規格。日本のエキスパート委員として参加し、日本意見の多くを反映した。2016年に
Edition1を発行、2022年にはEdition2を発行した。

表彰状を授受した 産業電池電源事業部 事業企画本部 事業戦略部 井上 剛文

表彰状を授受した 産業電池電源事業部 事業企画本部 事業戦略部 井上 剛文

[この件に関するお客様からのお問い合わせ先]
 株式会社 GSユアサ 産業電池電源事業部 事業企画本部 事業戦略部
 TEL 03-5402-5820
[この件に関する報道関係からのお問い合わせ先]
 株式会社 GSユアサ コーポレートコミュニケーション部
 TEL 075-312-1214
 WEBでのお問い合わせ https://www.gs-yuasa.com/jp/contact/gyc/

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