全固体電池の実用化に挑む 研究員たちのストーリー
GSユアサは100年以上の歴史の中で、数々の製品を開発し、世に送り出してきました。
実用化の裏側には、製品の数以上の開発秘話が隠れています。
その中でも今回は「全固体電池の実用化に挑む研究員たちのストーリー」をお送りします。
GSユアサは、挑み続ける。 全固体電池を実用化させる、その日まで。
それは、ある研究員の挑戦からはじまった。
ミッションは、全固体電池の実用化に向けた固体電解質の開発。
大学時代から培ってきたスキルと、熱い想いで研究に打ち込んだ。
しかし、開発には何百、何千もの実験が必要となる。
研究スピードを加速できないだろうか?
頭に浮かんだのが、計算化学を得意とする同期の研究員だ。
彼も同じく壁にぶつかっていた。
計算化学をどうすれば研究に生かせるのか。
お互いの悩みを共有したとき、成功への道筋が見えた。
計算化学を用いて最適な組み合わせを探索し、実験で結果を検証する。
社内でも前例がない手法だったが、試行錯誤を繰り返すうちに、手応えを感じはじめた。
そして3年の歳月をかけ、全固体電池を実用化するためのキーマテリアルである
「窒素含有硫化物固体電解質」の開発に成功した。
「全固体電池で、未来はもっと快適になる。必ず実用化させます。」
EV用の全固体電池を実用化できれば、
一度の充電で走行できる距離の増加、充電時間の短縮、安全性の向上などが期待できる。
若き二人の研究員は近い未来を見据えて、今日も課題に向き合う。
開発の詳細はニュースリリースをご覧ください。