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ニュースリリース

ENEOSより国内最大規模(290MWh)の電力系統用 コンテナ式リチウムイオン蓄電池設備を受注

2023年10月19日
株式会社 GSユアサ

 株式会社 GSユアサ(社長:村尾 修、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)は、ENEOS株式会社(社長:齊藤 猛、本社:東京都千代田区。以下、ENEOS)より、ENEOSのVPP事業体制構築の一環として、電力系統の安定化に使用されるリチウムイオン蓄電池設備(以下、本設備)を受注しました。本設備は、ENEOS 室蘭事業所ならびにENEOSグループの大阪国際石油精製株式会社(社長:下村 啓、本社:千葉県市原市。以下、大阪国際石油精製)千葉製油所に設置されます。
 本設備の容量は、合計290MWh(ENEOS室蘭事業所向け:88MWh、大阪国際石油精製 千葉製油所向け:202MWh)で、リチウムイオン電池を屋外コンテナへ収納して設置する系統用蓄電池設備として国内最大規模となります。

 近年、導入が進む再生可能エネルギーは、天候や時間帯により発電量が変動することから、電力系統の電力需給バランスが不安定になること、電力需要が少ないときに発電出力を制御せざるを得ないことが課題となっています。本設備は、連系している電力系統へ充放電を行うことで、電力供給バランスを調整し電力系統を安定させ、再生可能エネルギーの最大限の活用に貢献します。

 なお、本設備は、GSユアサ製の産業用リチウムイオン電池「LEPS-2-14」を搭載しています。今回、GSユアサ製品の品質や安全対策、迅速なアフターサービス体制が評価され、受注に至りました。

 今後もGSユアサは、リチウムイオン蓄電池設備の拡販を通じて電力の安定化に寄与してまいります。また、系統の調整力を担うことで、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて再生可能エネルギーのさらなる導入拡大に貢献します。

※バーチャルパワープラントの略称。分散型エネルギーリソース(再生可能エネルギーや火力などの自家発電設備・蓄電池・電気自動車等)を一括で遠隔・統合制御し、あたかも一つの発電所のような機能を提供する仕組みを指す。

リチウムイオン蓄電池設備の特長

1.全セルの電圧監視、全モジュールの温度管理機能を搭載し、高い安全性を確保
2.ファンレスモジュール構造により故障率低減、交換部品点数の大幅な削減を実現
3.法令に合致した火災予防条例適合キュービクルを採用
4.寒冷地にも対応可能なコンテナシステム

GSユアサのサービス対応

常時全セルの電圧監視や故障監視を行い、システム全体の信頼性を担保しています。万が一の故障発生時は、業界最大級の全国を網羅するサービスネットワークを活用し、お客様の要請に対応します。

リチウムイオン蓄電池設備概要

納入先 ENEOS 室蘭事業所 大阪国際石油精製 千葉製油所
受注時期 2022年7月 2023年8月
稼働予定時期 2023年度 2025年度
電池の種類 リチウムイオン電池 LEPS-2-14
出力(MW) 50 100
容量(MWh) 88 202
寸法(mm) (1コンテナ) W 2,350×L 9,400×H 2,800
コンテナ数 42 96

1.リチウムイオン蓄電池設置イメージ 

ENEOS 室蘭事業所(建設経過段階)

ENEOS 室蘭事業所(建設経過段階)

大阪国際石油精製 千葉製油所(完成イメージ)

大阪国際石油精製 千葉製油所(完成イメージ)

2.製品単体イメージ

蓄電コンテナ

蓄電コンテナ

リチウムイオン電池モジュール

リチウムイオン電池モジュール

[この件に関するお客様からのお問い合わせ先]
 株式会社 GSユアサ 産業電池電源事業部 エネルギーシステム販売本部 営業企画部
 TEL 03-5402-5816

[この件に関する報道関係からのお問い合わせ先]
 株式会社 GSユアサ コーポレートコミュニケーション部
 TEL 075-312-1214
 WEBでのお問い合わせ https://www.gs-yuasa.com/jp/contact/gyc/

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