GSユアサの宇宙用リチウムイオン電池が準天頂衛星6号機に搭載 ~安定的な衛星測位サービスの運用に貢献~
2025年2月4日
株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー
GSユアサグループの株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー(社長:並河 芳昭、本社:京都府福知山市。以下、GYT)製の宇宙用リチウムイオン電池が、三菱電機株式会社(執行役社長:漆間 啓、本社:東京都千代田区)製の準天頂衛星6号機(以下、みちびき6号機)に搭載されています。みちびき6号機は内閣府の衛星で、2025年2月2日に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:山川 宏、本社:東京都調布市。略称:JAXA)の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
準天頂衛星システム(みちびき)※1は、米国のGPS衛星と一体利用することで、山間部や都市部のビル街においても高精度で安定した衛星測位サービス※2を実現し、自動走行分野をはじめ船舶海洋分野や物流分野など多くの分野で活用されています。
準天頂衛星は2018年から4機体制サービスの運用を開始していましたが、みちびき6号機は7機体制に向けて追加される衛星3機のうちの1機です。これまで4機体制で行ってきた衛星測位サービスなどを提供する役割を引き継ぐとともに、より安定したサービスの提供が期待されています。
GYT製の宇宙用リチウムイオン電池は、2000年代初頭に軌道上での宇宙実証が行われて以降、これまでに国内外の250機以上の宇宙機に搭載されてきました。その実績と、高真空の宇宙空間で長期間の運用に耐えうる性能が評価され、「みちびき初号機」~「みちびき4号機」、「みちびき初号機後継機」に続いて「みちびき6号機」に採用されました。
GSユアサグループは今後も最高水準の性能・品質を持つ製品を、社会インフラ構築に重要な役割を果たす人工衛星に搭載することにより、社会の発展に貢献してまいります。
※1 準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システム(衛星からの電波によって位置情報を計算するシステム)。
宇宙基本計画では今後7機体制を構築し、最終的には11機体制に拡充する計画とされています。
(出典:内閣府 みちびきウェブサイトhttps://qzss.go.jp/overview/services/sv01_what.html および
内閣府 宇宙基本計画ウェブサイト https://www8.cao.go.jp/space/plan/keikaku.html をもとに記載)
※2 GPSと同一周波数・同一時刻の測位信号を送信することにより、GPSと一体となって使用し、安定的な測位が可能となるサービス。
(出典:内閣府 みちびきウェブサイトhttps://qzss.go.jp/overview/services/sv04_pnt.html をもとに記載)
写真
1.準天頂衛星「みちびき6号機」 出典:内閣府 みちびきウェブサイト https://qzss.go.jp/
![1.準天頂衛星「みちびき6号機」 出典:内閣府 みちびきウェブサイト https://qzss.go.jp/](https://cdn.clipkit.co/tenants/1398/item_field_assets/assets/000/001/144/large/07d90a04-2561-49c4-9fc9-8a0cba0ff5bf.png?1738044969)
2.宇宙用リチウムイオン電池(セル)
![2.宇宙用リチウムイオン電池(セル)](https://cdn.clipkit.co/tenants/1398/item_field_assets/assets/000/001/145/large/f64466ed-253f-4c60-be76-c2fc99d1ef95.jpg?1738044990)
[この件に関するお客様からのお問い合わせ先]
株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー 営業部
TEL 03-5402-5818
[この件に関する報道関係からのお問い合わせ先]
株式会社 GSユアサ コーポレートコミュニケーション部
TEL 075-312-1214