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英国王立造幣局にリチウムイオン電池と鉛蓄電池を組み合わせた新しい仕組みのESSを納入

GSユアサグループのイギリスにある拠点、GS Yuasa Battery Europe Ltd.(以下、GYEUR)は、2023年8月にイギリスの王立造幣局のマルチテクノロジー・エネルギー・センター(以下、同センター)にリチウムイオン電池と鉛蓄電池を独自に組み合わせたエネルギー貯蔵システム(ESS)を納入しました。同センターは、2MWの太陽光発電所、2基の風力タービン、熱電併給装置とESSで構成され、王立造幣局のエネルギー需要の約75%を賄います。

このシステムはリチウムイオン電池の急速な放電と迅速な応答能力、鉛蓄電池のエネルギー供給における長寿命と堅牢性という2つの異なる特長を独自に組み合わせることで、最適なパワーシフトとエネルギー配分を可能にしたものです。

【GYEUR シニア・テクニカル・コーディネーター スティーブンソン氏のコメント】
今回納入したESSは特長の異なる蓄電池を組み合わせた新しい試みです。王立造幣局のような主要機関においても、単に電力を供給するだけでなく、効率的かつサステナブルにエネルギー需要に応えることが可能です。

【王立造幣局 サステナビリティ責任者 ドアック氏のコメント】
サステナビリティは事業を行う上で最も重要な点です。今回のプロジェクトは王立造幣局におけるサステナビリティにおいて重要なステップであり、2050年までにカーボンニュートラルを達成するという私たちの目標に向けた一助となるものです。

※王立造幣局は1,100年以上の歴史を持つ権威ある機関。イングランドの硬貨を製造するために設立されたが、現在はさまざまな国のために硬貨、通貨、メダルを製造する世界有数の造幣局へと発展している。

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