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米国のEV充電システムに高サイクル鉛蓄電池を納入 ~再生可能エネルギーの有効活用に貢献~

GSユアサグループのアメリカにある拠点、GS Yuasa Energy Solutions, Inc.(以下、GYES)は、シーメンス社と共同で、高サイクル鉛蓄電池であるSLR-1000を活用したマイクログリッドEV用充電システムを開発し、2024 年12月にミズーリ州Ameren社へ納入しました。本システムは、太陽光で発電した電力を鉛蓄電池に貯め、EVに充電するものです。リサイクル率99%以上と、リサイクルが確立された鉛蓄電池を使用することで環境負荷を低減するとともに、再生可能エネルギーを有効活用することで電気使用量削減を図ります。この事例を皮切りに、安全性、環境への配慮、サイクル性能を立証し、さらに持続可能な交通・エネルギーシステムの普及に貢献していきます。

SLR-1000の特長

太陽光発電などに使用される蓄電池は、非常用電源に用いられる据置鉛蓄電池とは異なり、毎日充放電を繰り返します。そのため、従来の鉛蓄電池では充電不足などの要因により、蓄電池の交換頻度が高くなるという課題がありました。 
SLR-1000は、再生可能エネルギーおよび電力貯蔵システムなど、充放電を繰り返す用途のために開発された高性能な鉛蓄電池です。
5,000サイクルの繰り返し使用が可能で、大容量(1,000Ah/セル)かつ極めて安全性に優れた蓄電デバイスであり、ピークカットやピークシフト、太陽光発電や風力発電システム、スマートグリッドやマイクログリッドなどにも適しています。

詳しくはこちらをご覧ください。
従来品比2倍以上 5,000回の充放電ができる鉛蓄電池「SLR-1000」を発売 ~太陽光発電などの再生可能エネルギー分野に最適~

Ameren社へ納入したシステムの外観

Ameren社へ納入したシステムの外観

システム内のSLR-1000

システム内のSLR-1000

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